■糸島ちょっとイイトコロ
志摩桜井にある「櫻井神社」。
桜井といえば二見ヶ浦が有名で、海のイメージが強い方も多いかもしれませんが、山中にたたずむこちらの神社も荘厳な雰囲気でオススメです。
実は櫻井神社は、三重の伊勢神宮と深い関わりがあるのだそう。
記事の中盤で詳しく紹介しますので、ぜひご一読ください。
黒田官兵衛の孫によって創建
櫻井神社は1632年(寛永9年)、筑前国福岡藩二代藩主 黒田忠之によって創建され、縁結びや厄除けの神様として信仰を集めています。
黒田忠之は、2014年の大河ドラマの主人公・黒田官兵衛の孫に当たる人物。歴史好きな私、すでにワクワクです。
福岡県指定文化財が4つも
1977年に本殿・拝殿・楼門が、2003年に太鼓橋が、それぞれ福岡県指定文化財に指定されています。
●本殿
▼説明にある「三間社流造浜床付き」の構造に、極彩色の彫刻が施されています。
●拝殿
●楼門
●太鼓橋
伊勢神宮との深い関わり
楼門のちょうど反対側にあるこちらの鳥居、実は三重の伊勢神宮から譲り受けたものなんです。
2013年、社殿などを20年ごとに建て替える伊勢神宮の「式年遷宮」で解体されたものを移築しています。
櫻井神社には何度も訪れていますが、こちらの鳥居の先には行ったことがありませんでした。
ドキドキしながら鳥居をくぐり、「櫻井大神宮」を目指して先に進みます。
階段がなかなかきついですが、その先には神聖な雰囲気の参道が。
濃い緑の香りに包まれて、凛とした空気が漂います。さあ、進んで行きましょう。
頂上には鳥居がもう一基ありました。
こちらも伊勢神宮から譲与されたものです。
手前から、拝殿・中殿・本殿。
天照大神(内宮)と豊受大神(外宮)の伊勢神宮のご分身をお祀りしています。
少し見にくいですが、本殿の屋根の上にある二本の「千木(ちぎ)」の切り口が違うのがお分かりでしょうか。
右が水平、左が垂直の切り口になっており、天照大神(右側・内宮)と豊受大神(左側・下宮)を一緒にお祀りしています。
厳かな雰囲気に心が洗われた気分です。
櫻井大神宮までは少し歩きますが、機会があればお参りしてみてはいかがでしょうか。
駐車場
こちらは大駐車場。バスも駐車可能な広さです。
大駐車場の他、小さい駐車場が2カ所あります。
感想
厳かな雰囲気の櫻井神社。これまで何度も訪れていましたが、歴史や由来を知るとさらに興味深く、また親しみが湧いた気がします。
マイナスイオンいっぱいのパワースポット。ぼんやり考え事をしたい時なんかにもいいなぁと思いました。
櫻井神社
所在地:福岡県糸島市志摩桜井4227
電話 : 092-327-0317
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