■糸島ちょっとイイトコロ
糸島市立前原東中学校から向かって南方向に位置する平原歴史公園。
敷地内には地元の方々の手による広大なコスモス畑があり、秋になると可憐なコスモスの花が訪れる人の目を楽しませてくれます。
見頃は10月上旬から下旬ごろ。私が訪問したのは11月上旬だったため、満開のシーズンを少し過ぎてしまっていましたが、まだまだ美しい花が咲いていて心癒されました。
広い原っぱもあり、ピクニックをするにも良い公園。
虫を捕まえたり、走り回ったり、ボール遊びをしたりと、子どもも目いっぱい楽しめます。
「歴史公園」というだけあって、実は歴史ロマンに溢れた場所でもあります。
古代中国の歴史書「魏志倭人伝」に記された「伊都国」。その場所は糸島市であるという説が有力で、敷地内にある「平原遺跡」が王墓と考えられているそう。
平原遺跡から出土した国内最大の銅鏡「内行花文鏡(ないこうかもんきょう)」は、約1800年前の弥生時代終期の銅鏡で直径は46,5センチ。2006年に国宝に指定されています。
ちなみにこの内行花文鏡、以前伊都国歴史博物館で複製品を見たことがありますが、想像以上に大きく、神々しい印象でした。
かつて市内神在に存在した江戸時代の古民家である市指定文化財「旧藤瀬家住宅」も公園内に移築・復元されていて、見所がたくさん!
県道564号沿いにあるこちらの看板が目印です。
入り口近くの駐車場。広場を抜けた先にもう1カ所あります。
自然と歴史を楽しめる素敵な公園です。
機会があれば、ぜひコスモスが満開の時期に足を運んでみてください。
平原歴史公園
所在地 :福岡県糸島市有田
※場所はこちらをご参照ください。
Comments